(おうどん)
私が50年近く前、出会った西陣、桝屋高尾さんの黄純(おうどん)の袋帯です。
織物は経糸と緯糸をしっかりと筬で織り込んでできます織物ですが、手に触れたとき、真綿のような柔らかさに感激しました。
先日、50年近く前お買い上げいただきましたお客様のメンテナンスにお預かりしましたところ、輝きといいあの感動がよみがえってきました。
この黄純(おうどん)の帯は絶えていた織物です。再現を熱望していたところ、桝屋高尾さんの手によって再び世に出ることとなりました。
この柄「藤七宝文」はシンプルな金糸に赤地の地色と相まって、振袖、訪問着、色無地、小紋となんにでも合ってしまう帯です。いろんな組み合わせをお楽しみいただけます。
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